ヨシ原の里で篳篥体験授業
昨年12月に、北上川のヨシ原のすぐ傍にある北上小学校で、雅楽の体験授業をさせていただきました。
篳篥の盧舌を見せて、何で出来ているのかを質問したところ、すぐに「ヨシ?」と返ってきたのはさすがです!
なにしろ、ヨシ紙漉き、よしペン作り、ヨシミニ門松作り、と地元のヨシを生かした授業を低学年からおこなっている学校ですから。
笙は代表者のみの体験でしたが、龍笛は全員で吹きました。地元の獅子舞の笛に馴染みがあるせいか、音のでる子が思ったよりずっと多かったのでびっくり。
篳篥では越天楽の冒頭を吹けるように練習しました。皆とっても頑張って息を吹き入れてくれました。ちょっとしたアドバイスで音が出たときの顔の輝きは嬉しいものです。なかなか音が出なかったり、口が疲れて吹けなくなったりするのは当たり前のこと。コツがまだつかめないこともあるのですが、吹き方に合わせて盧舌の調整をすることができなかった私も責任感じています。
沢山の体験用の楽器を貸してくださった武蔵野楽器様、たいへんありがとうございました。
北上の細くて硬いヨシを生かしたヨシ笛も手作りして持って行ったところ、すぐに音が出た子もいて、いくつかを子供や先生方に差し上げてきました。その後送ってくださった感想に、ときどきあの笛を吹いています、とあってとっても嬉しくなりました。
出前授業を実現させてくださった石巻支援三七会のブログに、授業の様子が詳しく記されていますのでこちらもご覧ください。http://blog.livedoor.jp/ishinomaki37kai/archives/8186659.html