葦の旅 #3 管子と篳篥 ~大陸の声~
篳篥奏者が葦のリードを持つ楽器を訪ねる旅、3回目は中国北部の管子をご紹介します。
紫檀など堅い木でつくられた管子は、引き締まった音色や、タンギングやビブラート奏法、倍音で高音域も出せるのが魅力的な楽器。
今回は竹の管でできた低音楽器も演奏します。
名曲「陽関三畳」や、敦煌琵琶譜から「傾盃楽」などの曲を、管子と篳篥、フレームドラム他の合奏でお楽しみください。
■日時:2025年7月20日(日)15:00開演(14:30開場)
■場所:月白亭(杉田氏邸 豊島区北大塚3-18-23)
JR山手線大塚駅北口徒歩7分
■料金:3000円
■予約・問合せ:ashinotabi@gmail.com
*公演名、お名前、人数、連絡先をご明記ください。
■演奏曲:
陽関三畳、蘇北小調
傾盃楽、伊州、急曲子ほか(敦煌琵琶譜より)
■出演:中村仁美(篳篥、大篳篥、管子他)
中島菜音(管子、フレームドラム、ハルモニウム他)
■奏者プロフィール
◇中島菜音 naoto nakajima
中国シルクロード民族楽器・管子(guanzi・グァンヅ)を呉暁鐘氏に師事。和紙の片面太鼓「草の太鼓」を製作演奏。音楽家ハムザ・エルディン氏とヌビアの太鼓タールの修理から出会い、氏の晩年に助演を重ねる。作曲・詩作。めい想プラクティス・野口体操ガイド。好きな音は自然界の音。
◇中村仁美 hitomi nakamura
雅楽古典演奏のほか、篳篥による現代曲演奏にも積極的で、委嘱した篳篥曲をCD「篳篥万華鏡」「胡笳の声」に収録。篳篥の同属楽器にも深い関心があり、メイ、バラバーン、ドゥドゥクを演奏。左継承氏に管子を学ぶ。今年3月に「葦の旅#1 メイwithサズ~トルコ」、4月に「同#2 西アジアの篳篥たち」を開催。