Joep Dorren & 加賀谷早苗 & 雅楽トリオ千歳 3公演間近

昨日、 Joep Dorren がオランダから来日いたしました。
舞踏の 加賀谷 早苗 (Sanae Kagaya)、雅楽トリオ千歳の 石川 高 (Ko Ishikawa)中村 仁美 (Hitomi Nakamura)角田 眞美 (Tsunoda Mami)と共に東京で行う、3つの公演の準備がいよいよ本格的に始まります。
今回の公演のタイトルは「夢跡一紙~黄鐘」7/27、「海に棲む人~盤渉」7/29、「土用~壱越」8/4となっていますが、~ の後にあるのは、雅楽の音名で、これを主音にした調の雅楽曲をそれぞれの演奏会で取り上げます。

27日の「黄鐘調」は夏の調。暑い季節ですね。29日の「盤渉調」は冬の調ですが、五行では水に結び付けられており、海の底に住んでいる人のことを詠んだ詩に合う調として選びました。
8月4日の「壱越調」は土用の調です。土用というのは、五行説では4つの季節の最後の18日間に当たる季節。
春夏秋冬の4つの季節は、急に次に移るのではなくて、間に常に土用を挟むのです。この、西洋にはない5つ目の季節の存在に、Joepが非常に心惹かれており、この日は土用をタイトルとしました。
さて、今年の夏の土用がいつか、ご存知でしょうか?
実は、本日7月19日が、今年の夏の土用の始まる日であり、Joepが東京を去る8月6日が土用の最後の日。私たちの3公演プロジェクトは夏の土用18日間かけて熱く繰り広げられるのです!
朗読と舞踏と雅楽(笙・篳篥・龍笛・歌 etc.・)のコラボが生み出す世界に、どうぞご期待ください。

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